2024年4月に地域の方々からの強い要望から大学院農学研究院に寄附講座「地域創生システムデザイン研究室」を設置しました。寄附講座は札幌市ふるさと納税制度の一環である「大学応援プロジェクト」を活用し、札幌市では初となる企業 […]
2024年8月26日、北海道大学大学院農学研究院に新たに設立された寄附講座「地域創生システムデザイン研究室」の開所式が行われました。本研究室では、成長期に整備された地域システムが縮退期に直面する課題に対し、新しい選択肢を […]>
地域人口が減少し、密度が低くなり、縮小し続ける中、多くの地域では、人口増加、高密度、成長の時代に構築され最適化された地域構造とシステムが依然として運用されています。 しかし、さまざまな工夫や努力でそれを最大限に活用しようとしていますが、当然限界があります。
地方創生システムデザイン研究室では、人口減少・低密・縮退の状況に適応した地域の構造や制度について研究を行っています。
具体的には、少人数・低密度・人口減少地域における人口維持、ライフライン・インフラ整備、産業振興、地域人材育成、地域マネジメント等の分野において、
・持続可能性を高めるための地域の構造、制度、仕組みはどのようなものか?
・持続可能性を高めるために、地域の構造、制度、仕組みをどのように社会に導入していくのか?
についての研究を行っています。
人口減少下の地域における地域計画学、地域システム学、地域経営学及び地域調査法について研究します。さらにフィールドワークを中心とした社会調査を行い、卓越した専門知識と地域の課題解決に向けた人材の育成を行います。
北海道や道内各自治体と連携をとり、人口減少下の地域課題解決に向けた施策について実証的な研究を行い、人口減少下の地域の在り方を提示し、地域の社会構造転換の実現、地域の持続性を高めることを目指します。
研究室の主要テーマは「縮退する地域をどのように持続的にするか」であり、具体的には「縮退する地域のこれからに必要な地域システムの研究と、それを支える地域人材の育成」に取り組んでいきます。